2013年11月13日 (水)

お久しぶり~の更新です。

みなさんこんにちは。

ずっとずっと留守してました。ゴメンナサイ。

ここで、私事ですが(って、いつもブログは私事ばかりですがsweat02)オトメちゃんがいよいよ助産師に向けて歩き始めます。
今、看護大学4年生のオトメちゃんですが、先日ほかの大学の助産学専攻科の入試に合格しました。今通っている大学には助産師養成課程がないんです。
大学卒業したらもう一年大学生活です。

いよいよ同じ道を歩んでくれると思うと、感慨深いものがありますね。

私は、必ずしもおしか助産院にオトメちゃんが戻ってこなくてもいいと思っています。
女の子ですし、お嫁に行っちゃうかもですし・・。
けど、私の大好きなこの助産師という職業を娘も選んでくれたということが何よりもうれしいです。
いつの日か、私がおしか助産院を選んでくれた皆さんと結んだものと同じ絆を、オトメちゃんもオトメちゃんがお産に関わった方達と結べたら、それはオトメちゃんにとってかけがえのない財産になるはずです。
私がオトメちゃんに残したかったものが、そこにあります。
私は、子供たちにお金や土地という財産は残してあげられませんが子供たちが自分で財産を築いてゆける土台は残してあげられると思っています。
“人との絆”という一番大切な財産を築く土台、それが私にとっては助産師免許なのです。

さてさて、次はイモちゃん。
最近は、看護大学に行くと言ってみたり豪華客船のクルーになりたいと言ってみたり、ブレまくりの高校2年生ですが、果たしてどんな道に進むのやら・・・。

ところで、先日在日2世の方のお産をさせていただきました。
彼女の希望は、韓国の産後院のように1か月ほど入院したいというものでした。
けど、産後院のことは小雪の報道で知っていた程度ですが同じように入院し続けたら日本ではとんでもない金額になってしまいます。
そんなことを彼女と話し合い、おしもに大きなお傷を作らずに出産し、入院中に母乳育児を確立し、育児を習得し、体力を回復させる・・そのための期間を産後10日に設定して10日入院としました。
結果、10日目に元気に退院する彼女を見送りながら、おしか助産院を含めほとんどの産院は4~5日入院のところが多いのですが、経済的事情が許せば10日程入院してゆっくりと体を休めるのもいいのかもしれないなと思いました。
日本には、里帰り出産という習慣があるし、義母や実母が産後にお手伝いに来てくれる方も多いので、そんな方々はご実家やご自宅でゆっくりできるのかもしれませんが、そうでない方もいます。そんな方は少しゆっくり入院できればいいですよね。

静岡市には“産後ケア入院”という制度があります。
静岡市に住所がある方限定ですが、病院出産をされた方で希望される方は退院後に助産院に入院していただくことができ、入院費用2万3千円のうち1万円を静岡市が負担してくれます。
残念ながらおしか助産院はその制度に加入していませんが、病院出産される方で興味のある方は近くの助産院に問い合わせてみるのもいいかもしれません。
おしか助産院で出産される方でゆっくり入院したい方は、費用のことなど健診の時に私に声をかけてくださいね。

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2010年11月 6日 (土)

ただいま~

みなさんこんにちは。

タクママさん、もうすぐですね。いいお産しましょうね。

私、みんなに(特に初産の方には)言ってるんですが、痛くないお産はないです。
でも、いいお産はあります。
お母さんにとって、赤ちゃんにとって、ご家族にとって、そして私にとって、心に残るいいお産ができたらなっていつも思います。
いいお産の“いい”の定義は人それぞれですが、その人それぞれのいいお産を実現する場としておしか助産院があり私がいるって思ってもらえれば嬉しいです。

嬉しいといえば、このごろこんな嬉しい言葉を実習に来た看護学生さんから聞きました。

「・・・ここと病院の違いは・・・ここは玄関入ると、「ただいま!」って言いたくなる雰囲気があります。」

とってもほほえましい学生さんの一言でした。
もちろん外見上の違いも大きいんですが、雰囲気が「ただいま!」の雰囲気だそうで・・・自分の家みたい~ってことだそうです。

時々、陣痛?→一応入院→陣痛なくなって仕切り直しのご帰宅~をされる方が、再度の入院の時にただいま~って言って入ってきてくれますし、一か月健診や赤ちゃん健診で来られるお母様方が、ただいま~って笑いながら入ってきてくれたりもします。
おしか助産院って存在がみなさんの家であるようにって願っている私にとって、それほど嬉しいことはないです。
私はさしずめ寮さん・・・?おさん・・・?助産さん・・・?
「みんなの家助産院」って名前に改名したいくらい!!
ん???怪しい新興宗教みたい???

あったかくて、ま~るくて、やわらかい、そんな心でご出産される皆さまを受け止めてそんな心で見守れる、そういう助産師でありたいです。

あ~~~、オトメちゃんとイモちゃんには、「そういうママであってほしいよね~(`ε´)」と言われそう・・・sweat02

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2008年11月16日 (日)

田舎助産師のつぶやき

みなさんこんにちは。

ぴかちゃんさん、コメントありがとね。
きっとkさん今頃頑張ってると思う。

今日はこの頃ふと思うことを書いちゃいます。
でも、これって本当は書いちゃいけないことなのかもしれないです・・・。

もう少し前になりますが、東京での妊婦タライ回しの上の死亡がありましたよね。
医師が少ない、中でも産科・小児科は本当に少ないってのは仕事上実感していましたが、まさか大都会の真ん中でこんなにも悲惨なことが起こるなんて、日本はどうなってしまうのでしょう。
なんてことを考えていたころ、新聞のこんな記事が目に入ってきました。
どこかの公立病院で医師が少ないためお給料を年間1200万円から2000万円にあげたそうなんです。しかししばらくして経営の悪化のために値下げを打診したところ、8人の医師が辞意を伝えたというのです。
もちろん少ない記事からは、医師の役職も専門科もわかりませんし労働条件がどんなに劣悪だったかなんてこともわかりません。
そんな大事なことも知らないで大きな口叩くなと言われてしまえばそれまでですが、それでもあえて言わせてもらいます。
今の世の中どこも不景気でリストラや給料カットは当たり前です。大卒の男性が朝早くから夜中まで働いて、下手すれば残業代もつかずに帰りは午前様で給料はいくらになるんでしょう。
おしか助産院で出産される皆様のご主人も面会は(ご主人に限っては時間はフリーとしてますので)日付が変わる頃面会にいらして1~2時間ほど赤ちゃんの顔をみて帰られる方もいらっしゃいます。
奥さまに伺うと、それでも赤ちゃんが生まれたってことで早く帰してもらってるほうなんだとか・・・。
この方たちが全て1000万以上の年収があるとは私は思いません。
たとえあったとしても、この方たちが医師に比べて仕事として劣っているとは思えません。医師の仕事もこの方達の仕事も家族や社会や人を守ったり幸せにしたりする大切な仕事です。
そんな一般男性が、もし会社から経営の悪化を理由に給料カットを言い渡されたら…。きっと彼らはそれでも働き続けるのではないでしょうか?
会社をやめてそれ以上の待遇の職場につける人はごくわずかです。
医師はそのごくわずかな人達なのでしょうか?
そこの公立病院でその先生の診察を頼りにしていた患者さんはどぅするのでしょう?
すべて医師がご自身の責任で次の医師を探し引き継ぎをしてくれるのでしょうか?
もしかしたら命を預けている覚悟の患者さんもいるかもしれないのに・・・。

ごめんなさい。もちろん医師たちも苦しい選択を強いられてのことなのかもしれません。
けど、今はバブルの時代のようにお金が舞い落ちるような時代ではないんです。
もちろん資格に見合った報酬は必要です。
しかし、辞意を表明する前に経営の改善をすべく何か行動はおこしたのでしょうか?
でも、本当は国がもっともっと命を扱う医師達を大切にすべきなのかもしれません。
病院で経営のために医師たちにしわ寄せがくるなんてなんだかおかしい気もします。
田舎の一開業助産師がこんなところでこんなことを言ってみても意味はないのかもしれませんが・・・。

先日とある国会議員さんが妊婦タライ回しは医師のモラルの問題だと発言して、避難の矛先にあいすぐに発言を撤回したとか・・・。
もちろんモラルの問題と切り捨てるにはあまりにも問題が複雑で、浅はかな考えでの発言としか言いようがないですが、私はなぜか医師に対して世間がビクビクしすぎているような気がしてなりません。
医師が少ない、国が医師数を削減しすぎたところに問題がある、と言う前に今現在の医師の仕事や病院の在り方についてもっともっと発言してもいいんじゃないんでしょうか?
医師以外の人間に発言権はないのでしょうか?
そういうことを言うと医療拒否・医師への言いがかりのように感じられてしまうのならば、本当に日本は民主主義の国なのでしょうか?本当の自由と平等の国なのでしょうか?
例えば産科医療一つとっても、妊婦さんは正常な経過ならばもっともっと助産院を活用すればいいし、少しリスクのある人は個人病院で、予めリスクが大きいと判断されていればそのリスクに応じた高度医療機関が診療をすることで、産科医師が日常の正常分娩に時間を取られずにすみます。そうすれば煩雑な勤務は少しは緩和されるでしょう。
その分、病院の収入は減るでしょう。
そこは国がキチンと異常産を取り扱う施設にちゃんとした保障をつければいいんです。
正常産との分娩費用の差額を大きくしてその分を国が負担する・・。そのくらい余分な道路ひとつやめればお金は出るでしょうし、そういう目的での何らかの税制改革なら国民も納得するんじゃないでしょうか?特定財源が道路だけなんて、おかしすぎます。

え?・・・助産院で助産師の行うお産なんか信用できないって!?そんなところでお産するから緊急搬送が増えて困るんだって!?
でも、総合病院でのお産だって急変はあるし、個人病院からだって搬送はあるし、助産院だけとんでもなくひどい結果のデーターがあるというのなら助産師会挙げて考えなくちゃですが、私たちが助産師という資格の範囲で助産師なりの良いお産をしていきたいという姿勢についてそろそろ受け入れていただいてもいいんじゃないでしょうか?
もちろん、私たちもそういう偏見と日々向き合いながら早めの異常発見・早めの搬送を心がけています。
それでも、助産院や助産師はキケンでシンジラレナイですか・・・?

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2008年8月18日 (月)

難産

みなさんこんにちは。
kokoriさん、ドバイザキ構想を気に入っていただきありがとうございますhappy01
残念ながらドバイザキはきっと無理です(規模大きすぎcoldsweats01)。でも、少しでも近い形で何かが出来ればいいなぁとは思っています。ただし、まだまだ先は長いです。kokoriさんのお産可能な年月のうちにどれだけのことができるか・・・・。まずはおしか助産院のお産がも少し増えることからかなsweat01

今日は先日の難産についてお話しますね。

その方はこの前のブログで言っていたなかなかお産にならない彼女でした。
妊娠40週を過ぎてからは、健診の度お産になるようにウォーキングやスクワット・お乳のマッサージなど子宮の収縮を促すような指導をし、ご本人も一生懸命それを行ってくれました。ウォーキングといってもただの歩け歩けではありません。時に海岸を歩き、時に久能山の石段を登るようお話します。
次の健診では、「どぉ?(お腹)痛んでくる?」との私の問いかけに「痛いですょ、筋肉痛が・・・」など、オチのある会話をするくらい彼女は頑張ってくれました。
しかし、お産は一向に始まる気配はありません。42週以降はリスクが高まる可能性がありますので、42週過ぎのお産は基本的には助産院では避けなくてはなりません。
41週の健診では、アロマのマッサージやつぼ刺激や足浴、食生活の指導等、陣痛が起ると思われるものは全て行いました。そして、ほんの少し彼女の体に変化がみられました。お腹が張りはじめたのです。それからしばらくして痛みを伴う陣痛が始まったのは41週と6日目でした。診察に来た彼女のお腹に赤ちゃんの心拍検査をする分娩監視装置をつけ、赤ちゃんがとても良い状態であることを確認しました。私は心の中で「このままいける!」と思いました。しかし、予定日を越えての42週に近いお産です。その日は神棚の榊を変え(私は無宗教者なので神棚も日頃は飾り程度なんですが、こういう時は精神統一の意味を込めて神頼みをします)神様仏様に手を合わせ、玄関に塩をまき、産まれる時を待ちました。きっと一番不安だったのは彼女に違いありません。しかし、彼女はいつでも笑顔でした。私はその笑顔に報いるお産をしなくちゃと思いました。
そして一日経ちいよいよ42週0日がやってきてしまいました。お産は始まり赤ちゃんは元気。「よし、ここで(おしか助産院)頑張ろう!!」私と彼女の間にはそんな空気が流れていました・・・と私は思っています。
ただし、それからがまた長かった!陣痛はなかなか強くならず子宮口の開きもゆっくりです。確実にお産は進行しているのですがカタツムリのようにゆ~っくり、の~んびりと進みます。こんな時、ついつい何かしらの手を出したくなるんですが、心音の確認と分娩進行の把握以外は極力手を出さずに待ちました。人工的な処置って時期を間違えるととんでもない結果につながることもあるんです。私の“あせり”から行う処置は絶対にしてはいけないんです。彼女には彼女の、おなかの赤ちゃんには赤ちゃんの、リズムってものがあってそれを待つんです。
そして陣痛は少しずつ強くなり確実にお産が進んできました。ただ、最後の最後、赤ちゃんの頭がスグそこまで来てるのにお母さんのイキミだけでは外に頭が出てくれません。お母さんも疲れてきてるんです。赤ちゃんの心拍も少しゆっくりになってきてます。早く出してあげなくては赤ちゃんにダメージがかかってしまいます。そこでお手伝いに来てくれた助産師がお母さんのお腹を押してくれました。お母さんのイキミに合わせてグ~っと。すると赤ちゃんの頭もグ~っと下がってきます。何回かそれを繰り返し、やっと赤ちゃんはこの世にでてきました。そしてスグに元気な産声を響かせてくれました。ずっとお母さんを支えてくれていた御主人が涙でクシャクシャになった顔で赤ちゃんを見ています。私の涙腺も緩んでしまいます。しかし、私にはまだまだやることが残ってますので、感動は御夫婦にお任せしてその後の処置を行います。赤ちゃんの生まれた時間は42週と1日、午前0時を過ぎてしばらくしてからでした。
ここは病院ではありませんので薬での誘発もせず吸引分娩やかんし分娩も無しです。体にメスを入れることもしません。なので今回のお産を“難産”なんていってしまっていいものかはわかりませんが、おしか助産院のお産の中では時間もかかり難しいお産でした。これを無事に乗り越えられたのも、お母さんが頑張ってくれたから・お手伝いの助産師が的確に動いてくれたから・そして何よりみんなが私を信じてくれたからです。
信じていただけることに感謝し、期待に応えられるお産をしてゆきたいなって改めて強く思いました。そしてそれと同時にその信頼に応えるべく、ハイリスクなお産が予測された時には確実に病院へ搬送できることも大切な私の役割だと気を引き締めました。

これからも、一人一人としっかりと向き合い安全で満足いくお産を行っていけるようガンバリマス。

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2008年5月23日 (金)

お久しぶりです

みなさんお久しぶりです。

ゴールデンウィークはめでたいことにずっとお産でバタバタしてました。
一人産む→退院→また産む→退院→またまた産む・・・ってな感じでして・・・coldsweats01
19日に退院を見送った後ここ2~3日は少しボ~~~っとしてしまいました。
でも、そうしてお産が続いた後はお産や入院のない毎日がなんとなく物足りなくて、早く次のお産が始まるといいなぁなんて思ってしまいます。

そうそうキヨちゃんさんエフさん、コメントありがとうございます。
キヨちゃんさんの教えてくれた番組はちょうどお産でバタバタしていたときで見逃してしまいました。
この頃少しづつ助産院の存在が報道されるようになってきました。
助産院って何?って思う方が少しでも減って、妊娠やお産や育児の相談に気軽に助産院を利用していただける選択肢が増えるとしたらすばらしいなと思います。
エフさんちおチビさんももう一歳だね。
この頃入院日誌の編集をしていて皆さんの日誌を読み返したり掲載するお写真を選んだりしましたが、皆さんのお産がつい昨日のことのように思い出されてついつい手が止まってしまいます。
懐かしく、うれしい思い出のいっぱい詰まった「家族4」がもうすぐ出来上がります。エフさん、もしまた静岡方面に寄られる事がありましたらいつでもいいですので是非この冊子をもらいに来てくださいね。
正直、自費出版の形で作る冊子ですので懐は少し痛みます。しかし、私にとってこの冊子はかけがえのない宝物です。きっと出産されたお母様とその御家族にとっても同じようにかけがえのない一冊になると確信しています。この冊子をお渡しできることが私にとって皆様へのささやかな感謝です。なぜならこの冊子に登場してくださった皆様は私を信じ、私と共にお産を乗り越えて下さった方々だからです。
今年もいいものが出来上がりそうです。皆さん楽しみにしていてくださいね。

このところ中国で大きな地震があったり私の周りでもちょっとした良くない出来事があったりといま一つ気が晴れない毎日が続いています。
生まれ来る可愛い小さな命のためにも安全で楽しい未来を作っていってあげられるといいなと思っています。
そのために私にできる事ってなんだろうって考えると、なかなか答えは出ないのですが一つ言えることは安全で楽しいお産を通して地域に貢献し地域と関わっていく中になにか答えがあるのかもしれません。
自分の命や子供達の命そして関わる人達の命を大切に守るということを真剣に考えていきたいとおもう今日この頃です。

今日はなんとなく文章にまとまりがなくてスミマセン。

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2008年5月 4日 (日)

責任

ぴかちゃんさん、セブンchanさんコメントありがとう。
少し前にこの記事かいてたら、パソコンの調子なのかプロバイダーの関係なのか打ち込みが出来ない状態になってしまい記事の更新をしばらく諦めてました。みなさん、お久しぶりです。
お乳のケアに来た彼女がこのブログを見ているかはわかりませんが、彼女の辛さに共感してくれる人がいて彼女は一人じゃないんだってこと・・・彼女に伝わるといいな。

助産院やってると、もちろんお乳のケアの依頼も多いです。お乳が出ない、授乳の仕方がわからない、お乳がパンパンに張ってしまってどうしていいかわからない等々。
お産後に退院されて一か月以上過ぎてる場合はきっと一か月検診も終わって場合によっては里帰り先からご自宅に帰宅されて、出産された病院ともひとまずさよならです。一か月過ぎていない場合・・・。病院に電話したけどお乳のことは助産院に相談して下さいと言われたとおっしゃるかたもいます。きっとみなさんどこに相談していいのかわからずに藁にもすがる想いでおしか助産院にお電話下さるのでしょう。中には本当に疲れきって表情も硬く、赤ちゃんとのコミュニケーションもとりずらい様子でかわいそうなくらいの方もいらっしゃいます。
そんな方達がお乳のケアを受けていく中で少しずつ育児に自信を持ち、表情が明るくなっていく様子を見るのは本当に嬉しい事です。
けれど、おしか助産院では限界のあるケアがあるのも事実です。そんな時にはできるだけ正確な情報を伝えて病的な状況をできるだけ早くに改善するために医療の助けを必要とすることをお伝えします。お産も同じです。
皆さんの御期待に沿えない辛さはあります。自分の限界がもどかしくもあります。もちろん、もっともっと知恵と技術のある助産師はたくさんいて私が感じる限界なんて助産師の限界じゃない!という御意見もあるでしょう。
でもこれだけはお伝えしなくてはなりません。
おしか助産院は医療に頼らず、その人の持っている力を最大限に引き出せるお産や母乳ケアをすることをお手伝いはしますが、それには医療が必要ないだけの本人の体の状態の安定が大前提です。
お母さんが病院を受診するのってすごく大変だってことは、私もそういう思いをしながら子育てしてきましたので痛いほどわかります。子供達が体調を崩した時のお母さんの疲労もわかります。乳腺炎の痛みやお乳の不快感による精神的なダメージも経験しています。でも、私は助産師です。ただの同情で助言する立場の人間ではないんです。私のケアや助言を受けてくださる皆さんの体や命に責任を感じています。だから、時には厳しいことを言うかもしれません。思っていたような結果ではなかったかもしれません。
しかし、それはおしか助産院に来て下さる皆様へプロの助産師としてその方の命への責任を感じてのことだということを御理解いただいた上で、困った時には何でも相談していただけたらなぁと思っています。
最後に・・・。もっともっと子育て中のお母さんに優しい社会になるといいのにな。無駄遣いをしている税金の一部を使って、病院へ行ったり生活に必要な外出の際に気軽に子供をあずけられるチケットみたいなものが国や自治体から発行されれば、お母さんが自分の体を後回しにしなくても済むのにな。なんてこと考えちゃうのは私だけなのかしら?

つい先日の市内の総合病院での胎盤早期剥離による事故の報道を目にして、改めて自分自身の立場の責任というものについて考えさせられました。今回のテーマはそれとは少し違う内容だったかもしれませんが、私がもう一度助産師としての責任を考え直すという意味で文章にしてみました。ちょっぴり硬い内容でごめんなさい。
また楽しい話題を見つけておきますねhappy01

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2008年4月26日 (土)

いつの日か・・・

まゆみさんコメントありがとう。さすがにレパートリー豊かだねdeliciousまだまだいっぱいある筍の料理の参考にさせていただくね。
それにしても次男君やるねぇ。我が家のおとめチャンも小学校低学年の頃は本当によく寄り道をしてくる子でした。
ある日、あんまりにも帰ってこないのでハラハラして待っているとニコニコして帰ってきました。遅くなった理由を尋ねると、帰ってくる途中でよく声をかけてくれていたおばあちゃんのお家がお葬式をしていたとのこと。仲良し3人組のおとめチャンとそのお友達はなんと上がりこんでお線香をあげてきたそうなんです!!絶句coldsweats02
また別の日には、お散歩していた時に「ママ、このアパートね、お部屋が一つでお風呂がどこで・・・」と説明を始めます。なんで知ってるの?と尋ねると建築中に例の仲良し3人組とあがりこんで探検したとのこと・・・。さすがにそれは危険なことなんだよと教えました。
そんなこんなでおとめチャンの道草は高学年になるまで続いてました。
今思えばお葬式参加といい建築現場探検といい何もなかったから良かったんですが、その場にいた大人の方々には本当に申し訳なかったと思います。親の知らないこととはいえ、子供達の対応にきっと迷惑あり苦笑いありだったでしょうね。でもそうして社会の一端を見せてくれた大らかさには感謝です。

ところで、きょうは最近あった診察の出来事について書きます。
その方は乳房トラブルで以前よりおしかを利用してくださっている方です。
その日も乳腺炎になってしまって熱があると朝早くにお電話いただきました。ちょうど診察やら用事やら詰まっていた日だったんですが時間をやりくりして診察する時間を作りました。
そして本人来院。しかし、お乳を診察するとどうやら純粋におっぱいトラブルだけという感じではありません。話を聞いていくうちに上の子が風邪をひいていてどうやら彼女も移っているようなのです。お熱はそのせいではないかなという印象でした。とりあえず痛みを訴えるほうのお乳を診察して少しだけお乳を搾りましたが明確な詰まっている様子やシコリはありませんでした。お乳をマッサージしながら私は彼女に話ました。今回のお乳の痛みはお乳のトラブルだけが原因ではないこと・まずは風邪をなおさなくてはならないこと・そのためには薬の内服が必要なこと・助産院では薬の処方はできないこと・・・。彼女はいつもとはあきらかに違って無口で黙ったままでした。
そして診察が終わってお会計を済ませた後、今後は風邪なんかを引いているときは病院を受診してお薬をもらったほうがよいねと話ました。すると、彼女はポロポロと涙を流し泣き崩れてしまいました。
少し落ち着くまで背中をさすり話を聞くと、病院へ行かなくちゃならないことはわかっていても幼い子供達を何時間も待たせて自分が病院へ行くわけにはいかないとのこと・子供が増えて育児の負担も増えるなかで子供や自分が体調をくずしてしまい気持ちが煮詰まってしまったとのこと・体調不良は我慢できるがお乳の痛みは我慢できなかったとのこと・・をポツリポツリと話してくれました。そして最後に泣きながら「熱が下がらなくても痛みが取れなくても文句を言うつもりなんて全くないんです。先生の顔を見て話を聞いてもらうだけで安心できるんです。ここに来れば自分の気持ちが前向きになれるんです。だから無理を承知でお願いしたんです。」といいました。
私は、そんな彼女に医学的な理由を並べ立てて病院へ行きなさいと言っていた自分が恥ずかしくなりました。彼女の気持ちに応えてあげられなかった自分が情けなくなりました。
今回のことでたくさん学んで課題もまたできました。
助産師として開業しているからには、何か不快症状を持って来院されたかたの症状の改善が第一の目的で診察します。しかし、それが私のできる治療の範囲を超えた場合・・・。もちろん妊婦さんはすぐにでも病院分娩に切り替える手配をします。けれども中には、病院へ行くのがベストなんだけど病院に行くだけでは解決しない深い心の問題(育児疲労・トラウマ体験・様々な不安)を抱えてどうしていいかわからずにおしかの扉をたたく方もいらっしゃるのです。そんな方たちを安心させてあげられたら・・・。診察という形だけでなく、もっと気軽にお母さん達がおしかに来て癒される空間・育児が負担になったときにフッと肩の力を抜くことができる空間・・・そんな中についでに私もいて助産師としてだけでなくちょっぴりセンパイママとしての助言ができる・・・そういうスペースのある助産院をいつかは作りたいなって思ってます。今はまだ経済的にも助産院の大規模な拡張は出来ません。でも育児に行き詰まって涙を流しているお母さんが、今こんなふうに私が考えている間にもたくさんいるはずです。そんな方たちの笑顔を取り戻すために私ができることを常に考えていたいです。

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2008年4月22日 (火)

旬!!

セブンchanさん、としママさんコメントありがとう。
この前セブンchanさんとはお電話でお話しましたね。お加減はいかがですか?また今度の診察が楽しみです。
としママさん、大変でしたねぇ。
私も子供達には大なり小なりたくさん怪我させちゃってます。
ホント「子供の怪我は親の責任」て言葉がいつも痛いほど身に沁みました。
誰だってパーフェクトな親になんかなれません。色んな想定外のことを子供はやってくれます。そんな中で一つづつ勉強して親になっていくしかないよね。わかっている危険に子供の身をおくことは皆さんしないと思います。エッ??エッ・エ~~~???っと思うようなところに危険が潜んでいるのです。かわいいかわいい我が子です。これからも長い育児の毎日の中で今回のことがとしママさんにとって結果として大事に至らなかったよい教訓になればそれでいいのではないかな・・・flair

ところで、近況報告にいきたいと思います。
おしか助産院の4月はお産のない静かな日々が続いています。
とっても穏やかな反面やっぱりお産がないと寂しい院内ですthink
けれどもやることは結構あって、助産師会の総会用の式次第や垂れ幕を作ったり(実はちょっとだけ習字できるので毎年頼まれてます)竹の子茹でたりしてます。
竹の子はおしかの周辺の山に生えてるものをいもチャンがお友達のお家から頂いてきてくれて、掘りたてのものなのでエグミの出ないうちに茹でました。本当は米糠を入れて茹でるものなのですが、ごくごく一般家庭並みのおしか助産院に米糠など常備してあるはずもなく、ひたすらネットで検索して、米糠を入れずに茹で上げる方法に辿り着きました。
茹でる事一時間。竹の子のい~い薫りが漂い、柔らかくエグミも少ない竹の子の水煮が大量に出来上がりました。
そしてその翌日、今度は私の知り合いがまたまた山で掘った竹の子を・・・coldsweats01頂き物って断れないんですよね・・・アハハ。
その竹の子は一日経った物だったのでさすがに米糠がいるだろうと思い、近所のお米屋さんへdashさすがお米屋さん。ちゃんと米糠売ってました。しかも20円!ついでにそこで売っているおいしそうなお惣菜も買ったのでちょっと出費がかさみましたが、トータル320円で米糠ゲット!
早速診察の間2時間ほど茹でました。診察についてきたかわいいおチビちゃんが「なんかいいにおいがするぅ。コーンのにおいだよっ」って言ったので思わず笑っちゃいました。
そしてそして我が助産院の冷蔵庫には大量の竹の子の水煮が居座る事になりました。今まで作ったメニューは以下の通りです。
*定番の竹の子とわかめの煮物
*少しボリューム欲しい時に竹の子と鶏肉の煮物
*季節の味!竹の子ご飯
*この季節のお味噌汁といったら、竹の子の味噌汁
*こんなのあり!?竹の子カレー
*え~~っ、これにも入れちゃう?竹の子シチュー
*鳥のから揚げ大好きだから、竹の子のから揚げも・・・^^;
まだまだたくさん眠っている竹の子ちゃん。
しばらくは竹の子料理が続きます。
竹の子に飽きた頃にはお産になるかしら・・・・・?

では、また

Cimg3411 ←一個一個が結構な大きさですsweat02

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2006年7月31日 (月)

たまには“助産師”らしく

おはようございます。

東海地方は梅雨明けだというのに、お天気いまひとつです。
昨日の夜は涼しくて寝るのも楽でした。
寝際におとめチャンといもチャンが、ママのトコで寝る~と来ましたが、却下!
だって、夏休み一日中ベ~~~ッタリなんだもん。
寝る時くらい一人にしてほしいですぅ。ひどい母かなぁ。
でも、2人が眠くなるまで一緒に本読んだりしてすごしました。

今日の助産院は診察の予約もなく何もすることがありません。
こんな時は入院のお部屋をきれいにしたり、入院時にお出しする食事やおやつの研究してみたり・・・。
アハハ・・ただのお掃除とお料理です。

助産院では、できるだけ手作りのものを出したいのでお味噌や梅干、パンやおやつのケーキなんかもこういうヒマなときに作ったりしてます。子供達はその試食をさせられてます。
おやつを作ってあげるね~なんて言いながら、実は試食。
子供達も最近はそのことに気付いたらしく
「ママ、これじゃあ人にはだせないね。まだまだ頑張んなきゃ」
なんて、批評も厳しいです(T T)

私の小さな助産院は、私と出産される方のやりたいことを叶える、そんな場所です。
私の小さな宝物であり、秘密の場所であり、楽園です。
ここで産む人にもそう思ってもらえる場所だといいなと思ってます。

たまには助産師らしくお産があったよ~なんて報告をはやくしたいですよ。

実は、今たまには助産師らしく私のお産に対する熱~い想いを書き込んでいたんですが、操作ミスで消えてしまいましたぁ(;;)
一時間くらいかけて考えながら打ち込んでいたので、もう再度打ち込む気力がありませ~ん。
また、気力が戻ったら、私のお産に対する想いをガッツリと書く予定です。
是非是非読んでくださいね~。

そうそう、昨日の陶芸教室はやっぱりお皿でした。
結構上手にできて、先生にも筋がいいなんて言われて有頂天です。
色付けして焼きあがるまでまだまだ先ですが、楽しみです。
写真、載せられるといいな。

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2006年7月30日 (日)

夏休み

世の中夏休み真っ盛りです。
我が家の2人も朝起きて学校に行く代わりに助産院にやってきます。
今も渋々夏休みの勉強を始めました。
しかし、渋々始めた二人のうちワガママいもチャンは、どうもテンションが上がらずついに私の不快指数が急上昇!
ダメってわかってるんですが、怒ってしまいました。
今、やっと真面目に勉強しだしたいもチャンと、いもチャンの勉強の面倒を見ながら自分の勉強をしている家庭教師のような、おとめチャン・・・。
いつもママは思ってます。

よくこの母にして、こんなに素直な子たちに育ってくれてるなぁ・・とね。
怒った事、反省です・・シュン(;;)

その母といえば、8月はお産の予約はなく、神様が夏休みをくれたの・・なんて優雅なことを言っていられるわけでもなく、ハ~~~ッとため息をつきつつ、いつまでこの仕事やってられるんだろうなんて悲観的なことばかり考えてます。
そんな時にナイスなタイミングで慰めてくれるおとめチャンも今は勉強中。声をかけるわけにもいきません。

でもね、一ついいことがあるんです。
もうすぐ陶芸教室に行く時間なんです。

7月から9月までちょうどぽっかり空いてしまった時間を埋めるために始めた陶芸に今ハマってます。
今日はきっとお皿を作るはず(先生、先週お皿って言ってたのに行ったらコーヒーカップだったーー;)
いつかは助産院で出す食事の器を自分の作ったもので・・なんて、夢は広がります。
でも、その前にお産の予約が増えないと廃業の危機だよぉーーー

私のとこは(ってゆうか助産院はほとんどかな)フリースタイルによる自然分娩です。
なので、自然分娩が出来る人しかお産ができません。
前のお産が帝王切開だったり、強い妊娠中毒症だったり、健康に不安のある方はお受けできないのです。
開業したての助産院の世間的な認知度の低さもありますが、健康な体に健康な妊娠・・これが結構難しかったりします。
みなさん、体は大切にしましょうね。
そして、女のお子さんを持たれているお母さんにお願いです。
あまり便利なものに慣れさせすぎずに育ててください。
小さい頃からあまり歩くことをしないと骨盤がまあるく育たずお産の時に大変です。
私も含め、ついつい車にたよりがちな生活をちょっとだけ変えてみる事から健康を考えていきませんか?

気楽なつぶやきのつもりがなんだか説教クサくなってきてしまいましたね。
ここらでやめときましょう。

また、陶芸教室の報告しま~す。
そうそう、良かったら私の助産院のHP見てみてください。

URL   http://www4.tokai.or.jp/osika-baby/ です。

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