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2017年4月20日 (木)

悩める彼女

みなさんこんにちは。

先日、少しお悩みのある妊婦さんが助産院にいらっしゃいました。

私は、お話を聞いて彼女とお腹の赤ちゃんに今何ができるか考えました。

内容的に、私だけでは解決できないので保健センターにお連れして、その後は一緒に区役所に行きました。

時間は4時半。役所の終わる前にギリギリ間に合いました。
最終的には、区役所職員からは、問題としっかり向き合って解決する努力をするようにして下さいとのことでした。

私、ちょっとショックでした。
彼女は、彼女なりに、長い時間悩んでどうしていいかわからなくて、でも赤ちゃんを育てる為に自分にできることを探して、問題から逃げる道を模索したんです。
それを静岡市に期待したんです。
人って、逃げちゃいけないのかな?
妊娠して、まずは無事に赤ちゃんを産んでからじゃダメなのかな?
子供をその腕に抱いて、それから少しづつ強くなっていくじゃダメなのかな?
もちろん、面倒なことや困難から逃げ続けてばかりの人生じゃあダメです。
でも、今、妊娠している彼女は、普通に戦える身体も心も持ち合わせてはいないでしょう。
一時的に避難する道を、希望する静岡で探してあげられないのでしょうか?

初めて出会った彼女でしたが、私は、助産師として私にできる全てで、彼女とお腹の赤ちゃんを守りたいって思いました。
それは、彼女が特別だからではなく助産師はいつだって誰だって、ママとお腹の赤ちゃんを守りたい想いを持っていて、私は助産院に通ってくれている妊婦さん全ての方を色々なものから守りたいっていつも思ってるのです。
でも、私の力はあまりにも小さすぎて、出来ることは限られています。

彼女を家まで送っていく車の中で、ママしかお腹の赤ちゃんは守れないってこと・強くならなきゃってこと・出来る限りの力になるってこと、お話してお別れしました。

彼女、どうなったかなー。
彼女が苦しめば、胎内環境が悪くなって赤ちゃんも苦しいんだよなぁ。
赤ちゃん、大丈夫かな?

私とつないだ手を彼女が離してしまわないよう、離したんだったら、他に彼女とつないでくれる手が差し伸べられていることを、願うしか今の私にはできません。

その昔、小さなオトメちゃんを抱えて私も'悩める彼女'でした。
たくさんの人に助けてもらいました。
そして今があります。

今度は、私が誰かに寄り添って、その方が10年後20年後に笑っていられるようにできれば・・って、思うのです。

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