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2012年9月 2日 (日)

コメントありがとうございます。

みなさんこんにちは。

”移転物語⑦”への楽しみにしていてくれているというたくさんのコメント、ありがとうございました。
今日現場を見に行ったら、もう板壁!?が張られだいぶ形が分かるようになってました。
毎日暑い中大工さんが本当に頑張って造ってくれています。
自分の技術一つであんな大きな物を造っていってしまうのですから、大工さんて凄いです!凄すぎます。

そしてちょっぴり寂しいのですが、新しい建物ができてゆくとほぼ同時進行で今の建物の売却の話も進んでいきます。
静岡市で新聞を購読されている方はお気づきかもしれませんが、不動産専門の広告にも掲載されました。もちろん“おしか助産院売却”なんてはでていないので、小鹿の中古住宅として間取りが簡単にでているだけなんですがね。
皆さんとのたくさんの思い出は、私の記憶の中でこれからもずっと色あせることなく生き続け新しい助産院の土台になります。
今の助産院が売却されるのは残念ですが、きっとここを買われる新しいご家族によってもっともっとたくさんの思い出が作られて行くと思います。それはそれで嬉しいことでもあります。
何といっても、ここは8年間幸せを生み出した場所なんですからね。

ところで、最近コメントいただいたmisoさん、コメントありがとうございました。
一言一言にうんうんとうなずきながら読ませていただきました。
本当にその通りだと思います。
助産院分娩に興味があって見学にいらっしゃるご家族には、嘱託医療機関のこと・医療との連携・妊婦健診を病院でも受けていただきダブルチェックすること・考えられるリスクやその対応・どこまでが助産院分娩の範疇なのか・・・などお話させていただきます。
お産には勝ちも負けもないと思いますし、私個人の考え方ですが自然分娩だけが安産とは思っていません。
最終的に無事に赤ちゃんが産まれ、お母様が無事に出産を終えることができることが安産だと思っています。
例えそれが帝王切開でも、です。

残念なことに色々な考えのもとに“医療を加えないお産”を一番と考える方がいらっしゃるのも事実です。
それは助産師もそうですが、妊婦さんの中にもそういう考えをお持ちの方はいらっしゃいます。
私は基本的には医療拒否をされるかたのお産はお断りします。
代替医療としてのホメオパシーなどは一切扱っていません。

もちろん、できる限り医療に頼らないお産はします。
しかし、お産はいつ何があるかわかりません。
異常時に早期に医療への橋渡しができるためにも、おしか助産院を利用される方には医療が必要になった時にそれを受け入れていただくことが大切だと思っています。
そのためにも、医療機関との良好な連携は助産院にとってなくてはならないことだと思いますし、永遠の課題でもあるような気がします。
お産に勝ち負けがないように、医療機関と助産院にも勝ちも負けも上も下もないと思います。
アプローチの仕方は違うかもしれませんが、安心して安全にお産をし子育てをするという目的は同じはずです。

助産院の安全性を問うサイトは知っていますし、そこにコメントをされる多くの方のご意見は真摯に受け止めなくてはならないと思っています。
しかし、行き過ぎた自然神話が良くないと同じように、助産院分娩全てを否定するというのは私にとっては開業助産師という法的に保障されているはずの存在を否定されているような気分になり違和感を覚えます。
“信頼”だけではお産は成り立たないのかもしれませんが“信頼”なくして助産院のお産は成り立ちません。、人として温かい心でつながっていられる方々と温かいお産をしていくために、安全を第一としてこれからも頑張っていきたいなと思っています。

追伸:先週の火曜日の夜10:00よりドラマ“つるかめ助産院”始まりました。
    NHKです。翌日朝再放送します。よかったら見て下さい。

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コメント

さんばちゃんさま

私のコメントをわざわざ取り上げていただき、恐縮です。
私は臨床医療に携わる者ではありませんので、単に一個人の意見として聞いてください。

妊娠出産は(ヒトの場合構造的にリスクは大きいが)本来生得的な身体の働きであり、妊婦が、不必要な医療介入は排除したいという気持ちを持つのは自然なことだと思います。
また大変プライベートなことでもありますから、気心のしれない人に囲まれて分娩を行いたくないというのも分かります。
そこに助産院の存在意義があるのだと思っています。

しかし、前のコメントにも書きましたように、「自然なお産」を重視するあまり、安全性を無視するような助産院があるのは事実です。
また、一部のマスコミが、「自然なお産」のすばらしさ”のみ”を取り上げる風潮も、問題を大きくしているのかもしれません。
わたしは、さんばちゃんさんの安全重視の姿勢、そして「お産はゴールではなく育児の出発点である」という考えに触れ、「まともな」助産院も実際にはあるのだということを知り、ホッとしています。

はっきり言って、目立つところで取り上げられているのは、絶対自然志向(医療介入拒否)の助産院や医院ばかりになってしまっているような気がします(例えば吉村医院など)。
これはおしか助産院のようにまじめにやっている助産院や助産師さんにとっては、とても不幸なことだと思います。
もちろん、自然第一・医療介入拒否の妊婦さんにとっては全く問題ないのでしょうが、それ以外の大多数(と信じたい)の安全重視妊婦さんから見れば、助産院は危険な場所に見えるのも仕方がなくなってしまいます。
日本医師会や日本助産師会のような代表団体が、この辺の問題点に関してしっかりとした意見を述べ、「まとも」な助産院への支持を表明することが必要なのではないかと考えています。

ちなみに私たちは、長い不妊治療の末に息子を授かり、高齢出産だったこともあって、とにかく母子の安全を優先順位の第一として、米国で出産にのぞみました。
結局胎児に成長不全があったため37週で誘発分娩になりましたが、陣痛時に胎児の心拍が弱くなってしまい、最終的には緊急帝王切開で息子は生まれてきました。
2,400gの低体重でしたが、とても元気ということで、保育器には入れられずにすみました。
母乳に関しても、最初は出が悪くて体重が2,200gまで下がってしまったので、ミルクを追加することになりました。
結果として、自然分娩、完全母乳哺育を諦める決断をしなければなりませんでしたが、その後の息子との生活を考えると、全く後悔を感じていません。
しかし最近、世の中にはこういう出産(と生まれてきた子供)を否定する妊婦や助産師(そして医師も)がいることを知り、大変ショックを受けました。
そしていろいろ調べているうちに、このブログにたどり着き、不躾にもコメントさせていただきました。
失礼いたしました。
また、ありがとうございました。

投稿: Miso | 2012年9月 3日 (月) 18時06分

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