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2010年7月25日 (日)

母乳育児

みなさんこんにちは。

前回お知らせした七夕出産希望の妊婦さんは、みごと七夕の朝出産されましたよ。
お母さんの想いってスバラシイ!!

そしてその方も退院して一息ついたところで、今度は予定日よりもだいぶ早い方が出産されました。
もちろん、お母さんも赤ちゃんもとっても元気。

そんなこんなと先日までの豪雨のため、念願のあちゃこ家訪問はおあずけのままです。

けどね、この前あちゃこさんが助産院付近にいて(熊出没注意みたいな表現!?)通りがかりに声かけてくれました。
いや~~~ぁ、想定外だったからビックリ嬉しかったです。
いつお産になるかわかんない最近のスケジュールでは、携帯圏外のあちゃこ家訪問は夢に終わりそう…weep

そしてそして、ちょっと内緒(!?)の外出中に←決して怪しい外出ではありませぬが・・・、ゆうこりんさんが名古屋から静岡に寄られたとのことで助産院に来てくれて、残念ながらお会いすることはできませんでしたが、メールで久しぶりに会話しちゃいました。
これも嬉しかったデス。

そんなこんなの近況の中、最近ふと思っていたことを今日は書いてみようと思います。

私ね、いつも母乳のケアをしながら思うんです。
すご~~~く豊富に母乳がでる方とそうでない方がいるって。
どんな方でも母乳は必ず出ます。
だって、ミルク育児をした方だって、一滴も母乳が出なかったなんて方はいないでしょ!?
だけど、その出る量は人それぞれ。
余りあるほど出る方もいればちょうどピッタリな方もいるし、中には足りない方もいます。でも、本当に足りないのかな???って考えたんです。
母乳育児推進の方々はその著書の中で、母乳が足りないなんてありえないと言っています。
でも、現場でやっている限り、なかなか赤ちゃんの体重が増えなかったり30分と持たずに泣いてしまう赤ちゃんが結構存在します。
じゃあなぜ、足りないなんてありえないのか・・・。
私の指導力不足???
悩んで悩んで、こんな1文に出会いました。

*クン族の母親は、ほとんど1日24時間、赤ちゃんを抱いています。
*クン族の母親は、1日中いつでも赤ちゃんに母乳を与えます。
*クン族の母親は、赤ちゃんが泣くと、通常10秒以内で対応します。
クン族の母親は、革の子守帯を使って赤ちゃんを一日中連れ歩きます。寝るときも、添い寝します。いつも近くにいるので、赤ちゃんが泣いたらすぐにあやしてやることができます。
抱っこと添い寝に加えて、クン族の母親は、赤ちゃんが泣くとすぐにおっぱいを含ませてやります。その回数は1日100回にもなります!
ー以上、「赤ちゃんがピタリ泣きやむまほうのスイッチ」講談社、より抜粋ー

私の頭の中のモヤモヤが一気に吹き飛びました。

そりゃそうです。
1日8~10回とかで全ての方が母乳育児できると思っていたのが間違いなんです。
私だって母乳育児を勧める立場上、1日何回でも授乳していいよとは言ってきましたが、100回はビックリです。
1日24時間1440分なので、100回となると15分に一回くらいでしょうか・・。
それだけ吸わせられれば赤ちゃん泣く暇もないわいと思いました。
そして、もっと発展させて考えたら子供抱えてるニホンザルのお母さんのイメージにたどり着きました。
猿のお母さんでグラマラスな猿ってあまりイメージできないんです。
ぶら~~~んと垂れ下がってるお乳に子猿がぶるさがるようにしがみついて吸ってる・・・。
そして、子猿はお母さんが移動すると背中やお腹にギュッとしがみついて離れません。

母乳育児の基本はそこにあるのかもしれません。
1日何回だとか何時間おきにだとかナンセンスで、ず~~~っと吸わせてればいいんです。
それを言ってるから母乳育児推進を唱える方達は「出ないお乳はありません!!」って、胸張って言うんです。

けどけど・・・。
私は首をひねります。

全てのお母さんがこうして子育てできるものなのかな・・・?
理想はわかったけど、こうして子育てすることに疲れてしまうお母さんもいるんじゃないかな?

私達の暮らしている社会は多様な価値観を持つ社会です。
文明を遮断して暮らすアフリカのクン族でもなければニホンザルでもありません。

母乳育児の基本をちゃんと指導して、なおかつ赤ちゃんが一回に飲める量が少ない場合は、クン族タイプの育児ができる方なのかそうでないのかを見極めて、お母さんの喜びを導きだせる方法を一緒に探していくのがいいんじゃないかなって思っています。

母乳の回数が20回だっていいじゃないですか。
30分間隔だっていいじゃないですか。
例え少しミルクの力を借りたっていいじゃないですか。

その時、その後、お母さんが精いっぱい赤ちゃんを愛した記憶を積み重ねることができれば、私達助産師の指導は成功だと思うのです。

安易にミルクを勧めない。
でも、一つのことにこだわるあまりお母さんの想いを置いてきぼりにしない。
そんな指導ができたらいいなと思っています。

ちなみに、おしか助産院出産のお母様方は・・・
クン族タイプが多いかな?(^-^;

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コメント

待っておりましたsign03
先生、お忙しいのに無理言ってすみませんでしたsweat01
でも、先生のブログをいつも楽しみにチェックしている私としましては、嬉しくって仕方がありませんo(^-^)o

先日、保健センターでの検診に恐る恐る行ってアドバイスsign02(色々ご指摘)いただいた私としては、クン族の中でも超マイペースタイプに属しているのかもsign02・・・(まっ、いっかぁf^_^;)
最近そんな風に私も思えるようになりました。まだまだ母親としてはダメダメですが少しずつこの子に成長させてもらっているんだsign03と思いながら、毎日過ごしています。
日々、目まぐるしい成長を遂げている我が子が安心して健やかに育ってくれるように願いながら(v_v)母親としてたくましく成長できたらscissorsなんて思っています。
これからも、どうぞよろしくお願いいたします。

投稿: コウメ | 2010年7月25日 (日) 12時25分

私もまさに
クン族タイプですねhappy01

上の子のときは、
何としてでも母乳だけで
育児したいという意地みたいなものがあって、
私もあまりたくさん出るタイプではない感じだったので生後1ヵ月までは
1時間おきに1時間おっぱいを吸わせてました。笑

初めてだし、成長してるのか不安だったし。

私は、おっぱいは
吸わせれば吸われるだけ
出てくるものだと思います。
私の場合は
専業主婦で育児に専念出来たので、このやり方が
通用したのですが。

初めての子供で
初めの1ヵ月は
母乳育児は、かなり
根気がいるものだな~と
感じたのを覚えています。
でも2人目は、
なんの苦労も不安もなく
母乳育児が出来ました。

あげなくなった今は
なんとなく寂しいし、
また赤ちゃんにおっぱいをあげたくなってしまいます。笑

お母さんにしか出来ない出産、母乳育児…
女性に産まれてこれて
良かったです!!!

投稿: リコミリ | 2010年7月25日 (日) 20時38分

「母乳育児」というタイトルを見て、迷わずコメントしています。
なぜなら、5ヶ月の娘と現在進行中だからです!
最近は、暑くて夜寝苦しいようで、二時間とか一時間おきに目が覚めてしまって泣いてしまうので、ヒョイとそのままおっぱいをくわえさせてます。
こんなに飲ませていいのかなぁと思いつつも、一番楽なのでやっていました・・・
でも、クン族の話しを聞いて、このままでもよしかなって思いました。
楽だと言っても、睡眠不足と、上の子二人の夏休みが始まって、体が疲れ易くて、時々栄養ドリンクに助けてもらってます(笑)三回目の母乳育児ですが、やっぱり子どもによって、飲み方も、飲む間隔も違うんだなぁっていうのを実感してます。だから、自分と赤ちゃんのやりやすい形でいいんですよね?!
きっと、先生も「いいよ、いいよ」と言ってくれそうなので、これからも、母乳を赤ちゃんに届けながら、おしゃぶりのようになっているおっぱいを楽しんで母乳育児をしていきたいなって思います。

投稿: のしのし | 2010年7月25日 (日) 22時42分

こんにちはcute

私も今まさにクン族ですhappy01
毎日お互い汗だくになりながらおっぱいの時間を過ごしてます。

私はホルスタイン並みに母乳が出る方なので、出ないママさんの場合のあせりや不安はちょっと体験したことがないですが…

おっぱいをあげた時の赤ちゃんのふにゃsign05っと安心した感じにいつもほわぁsign05んと癒やされてますspa

そう考えると
きっとおっぱいからは栄養だけじゃないものをたくさん赤ちゃんもママも補うことができてるんだろなぁって思いますflair


ちなみに我が家はおっぱいタイムにもう1人ニヤリと笑う4才の兄ちゃんもいますcoldsweats01

赤ちゃんの頃の記憶みたいのが残っているのかtyphoonはたまたただのおっぱい星人なのかcoldsweats02は謎ですがsweat02

そのくらいおっぱいの力って偉大ですshine

ちょっとこの夏はかなりの暑さに水分をとられて、おっぱいにも水分をとられてなんだかカラカラになりそうですがimpact

ついでにビールを飲みたい衝動にもかられますが…

我慢paper我慢paper
がんばりますっsmile

投稿: おかの | 2010年7月26日 (月) 10時58分

お久しぶりです。

私も3人目はクン族タイプでした。
もちろん、私の胸も・・・coldsweats02

お陰で?(・・・ってそのせいでは無いと思いますが)
1歳7ヶ月の娘は母乳を辞めてからも、食事はお皿をひくまで食べ続けてたくましく育ってます。

1人目の時は母乳は2時間おきに。とか、飲みたそうだけど、さっきあげたばかりだし・・・ってやってました。
今思うと、飲みたいだけ、欲しがるだけ、あげられる時にはあげれば良かったと思っています。
その時は、初めての子で、「こうでなければ・・・」って神経を使っていた様に思います。
でも、3人目ともなるとご想像の通り、親も気持ちに余裕が出てきて、「こうでなければ・・・」っていうのは無くなり、その子その子で違って当たり前。って思う様になり、1人目の時とはだいぶ違う子育てになってるなぁ。と最近感じています。

その場その場ではどの子の時も一生懸命だったんですけどね。
親も1年生だったので、どうするのが一番いいのか、失敗もしながらの子育てです。

そう思うと先生のブログを読んでいると本当に勉強になります。
特に先生の娘さんへの接し方なんて、私だったらそんな時、どうするんだろう?
娘にもこういう時が来るんだろうな・・・。って想像したりしています。
何よりも子育ての先輩の体験談が一番だと思います。

投稿: あずあず | 2010年7月26日 (月) 13時50分

「あなたは、赤ちゃんに何を与えて育てたいの?」
初めての出産でおっぱいが出ているか不安なあたし、青島さんが言った言葉。
「どうするか、決める」・・・今11歳になった娘。
たくましいです。
決めることで、腰を据えて育児をする土台になった気がします。
生きていくのに自分で決めることって大事だし、責任も自分で取らなくてはならないけど、筋が通るよね。
決められずゆれていたので、イイ転機になりました。
あたしも、決めて行動できるんだって。
ありがとうございます

投稿: 菜の子 | 2010年7月27日 (火) 02時54分

あぁーなんかタイムリーだなぁthink

今ちょうど母乳育児についてくよくよ考えてました。

3才と0才児がいます。私は豊富に出るタイプではないんですが
2人ともクン族授乳でなんとかやってきました。

それを最近否定されて、へこんでました。
3才の子がわがまま言ったりかんしゃく起こすんですね。
まあ子供だし当たり前かと思って、いさめたりなだめたりしてたんですけど。

泣き声うるさかったのかな。
あなたがすぐおっぱいあげるからこんなに我侭で我慢が出来ない
子になっちゃったんだよ、って言われてしまいました。

だから0才の子にも泣いたからってすぐおっぱいあげないで、と。

いやいやいやいやtyphoon
わかってるんですよ、違うって。それとこれとは関係ないって。
そして私も母なんだから子供をしっかり見て、
いろんなことを言ってくる外と境界線をびしっとひいて
人は人、私は私って子育てをすればいいってわかってるんです。

しかしいかんせん境界線を引く準備もままならずグサーっと
きてしまいました。こんな小さいことで。いかんなぁ。

>その時、その後、お母さんが精いっぱい赤ちゃんを愛した記憶を積み重ねることができれば

ですよね。

私もすごーく疲れたときはミルク足していつもより少し長く眠ると
笑顔倍増、子供の可愛さも倍増。
100回授乳でへろへろのときも子供は可愛い。たまに可愛くないときもあるけどw

早朝から愚痴、すいませんでした。

あっみなさん、わたくしアチャコさん家行きましたよbleah
また遊びに行きたいなーほんとに行きたい。

最近おしかで診てもらえてほんとによかったなーと思うんです。
縁がつながってひろがって、孤独な子育てが救われてますupwardleft

投稿: オバミ | 2010年8月 1日 (日) 05時07分

そうですう。
平日夕方に突然逢いに行っちゃいまして。
ごめんなちゃいっす。
先生に会いたいーって衝動にかられたというより。
全然何にも考えず、車停めてピンポンしました。
遠距離恋愛の彼氏宅を、ガサ入れ訪問した気分(笑)
すっごくすっごくすっごーく嬉しかった。ありがとうございました。

友達に聞けば、そこまで助産婦さんと近い、みんなが繋がってるってスゴイ!イイナ!って。
自慢だな。うん。

母乳育児の言葉を読んで、ずーっとシコリに想ってた気持ちが、はっきり自分で見えました。
私も母乳育児大賛成です。

四人目が早産で、おっぱいを絞ってNICUに届けてたんだけどね。吸われるのと搾るのでは、出が全然違って。
すぐに出なくなってしまいました。
その後の三人は、混合まっしぐら。
なんか恥ずかしいような?情けないような気持ちです。
末っ子はもうすぐ三歳になるのに、おっぱいまだチョット出るんすよ。びっくり。
もっと辛抱強くあげたかったなあ。
孫に飲ませようかしら。ふふふふふふふふふ。

オバミシャン!
そんな言葉を言われたら、悲しかったでしょ。
傷つくっちゅうねん。
もしかして相手はオバミさんの頑張り踏ん張りを見てて、心配の心もあったのかも…と想って。
ハナクソ!って聞き流してたらいいなと想ってます。
来い来い。すぐにまた山に来い。
家のおばあちゃんが85歳で、おふくろさんを顔付で歌ってくれるでえ。

先生!
会いたいからまた行きます!

七人兄弟子供日記 峰山 ブログ。暇なときに見てね。

投稿: あちゃこ | 2010年8月 1日 (日) 22時11分

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