« 2010年6月 | トップページ | 2010年8月 »

2010年7月25日 (日)

母乳育児

みなさんこんにちは。

前回お知らせした七夕出産希望の妊婦さんは、みごと七夕の朝出産されましたよ。
お母さんの想いってスバラシイ!!

そしてその方も退院して一息ついたところで、今度は予定日よりもだいぶ早い方が出産されました。
もちろん、お母さんも赤ちゃんもとっても元気。

そんなこんなと先日までの豪雨のため、念願のあちゃこ家訪問はおあずけのままです。

けどね、この前あちゃこさんが助産院付近にいて(熊出没注意みたいな表現!?)通りがかりに声かけてくれました。
いや~~~ぁ、想定外だったからビックリ嬉しかったです。
いつお産になるかわかんない最近のスケジュールでは、携帯圏外のあちゃこ家訪問は夢に終わりそう…weep

そしてそして、ちょっと内緒(!?)の外出中に←決して怪しい外出ではありませぬが・・・、ゆうこりんさんが名古屋から静岡に寄られたとのことで助産院に来てくれて、残念ながらお会いすることはできませんでしたが、メールで久しぶりに会話しちゃいました。
これも嬉しかったデス。

そんなこんなの近況の中、最近ふと思っていたことを今日は書いてみようと思います。

私ね、いつも母乳のケアをしながら思うんです。
すご~~~く豊富に母乳がでる方とそうでない方がいるって。
どんな方でも母乳は必ず出ます。
だって、ミルク育児をした方だって、一滴も母乳が出なかったなんて方はいないでしょ!?
だけど、その出る量は人それぞれ。
余りあるほど出る方もいればちょうどピッタリな方もいるし、中には足りない方もいます。でも、本当に足りないのかな???って考えたんです。
母乳育児推進の方々はその著書の中で、母乳が足りないなんてありえないと言っています。
でも、現場でやっている限り、なかなか赤ちゃんの体重が増えなかったり30分と持たずに泣いてしまう赤ちゃんが結構存在します。
じゃあなぜ、足りないなんてありえないのか・・・。
私の指導力不足???
悩んで悩んで、こんな1文に出会いました。

*クン族の母親は、ほとんど1日24時間、赤ちゃんを抱いています。
*クン族の母親は、1日中いつでも赤ちゃんに母乳を与えます。
*クン族の母親は、赤ちゃんが泣くと、通常10秒以内で対応します。
クン族の母親は、革の子守帯を使って赤ちゃんを一日中連れ歩きます。寝るときも、添い寝します。いつも近くにいるので、赤ちゃんが泣いたらすぐにあやしてやることができます。
抱っこと添い寝に加えて、クン族の母親は、赤ちゃんが泣くとすぐにおっぱいを含ませてやります。その回数は1日100回にもなります!
ー以上、「赤ちゃんがピタリ泣きやむまほうのスイッチ」講談社、より抜粋ー

私の頭の中のモヤモヤが一気に吹き飛びました。

そりゃそうです。
1日8~10回とかで全ての方が母乳育児できると思っていたのが間違いなんです。
私だって母乳育児を勧める立場上、1日何回でも授乳していいよとは言ってきましたが、100回はビックリです。
1日24時間1440分なので、100回となると15分に一回くらいでしょうか・・。
それだけ吸わせられれば赤ちゃん泣く暇もないわいと思いました。
そして、もっと発展させて考えたら子供抱えてるニホンザルのお母さんのイメージにたどり着きました。
猿のお母さんでグラマラスな猿ってあまりイメージできないんです。
ぶら~~~んと垂れ下がってるお乳に子猿がぶるさがるようにしがみついて吸ってる・・・。
そして、子猿はお母さんが移動すると背中やお腹にギュッとしがみついて離れません。

母乳育児の基本はそこにあるのかもしれません。
1日何回だとか何時間おきにだとかナンセンスで、ず~~~っと吸わせてればいいんです。
それを言ってるから母乳育児推進を唱える方達は「出ないお乳はありません!!」って、胸張って言うんです。

けどけど・・・。
私は首をひねります。

全てのお母さんがこうして子育てできるものなのかな・・・?
理想はわかったけど、こうして子育てすることに疲れてしまうお母さんもいるんじゃないかな?

私達の暮らしている社会は多様な価値観を持つ社会です。
文明を遮断して暮らすアフリカのクン族でもなければニホンザルでもありません。

母乳育児の基本をちゃんと指導して、なおかつ赤ちゃんが一回に飲める量が少ない場合は、クン族タイプの育児ができる方なのかそうでないのかを見極めて、お母さんの喜びを導きだせる方法を一緒に探していくのがいいんじゃないかなって思っています。

母乳の回数が20回だっていいじゃないですか。
30分間隔だっていいじゃないですか。
例え少しミルクの力を借りたっていいじゃないですか。

その時、その後、お母さんが精いっぱい赤ちゃんを愛した記憶を積み重ねることができれば、私達助産師の指導は成功だと思うのです。

安易にミルクを勧めない。
でも、一つのことにこだわるあまりお母さんの想いを置いてきぼりにしない。
そんな指導ができたらいいなと思っています。

ちなみに、おしか助産院出産のお母様方は・・・
クン族タイプが多いかな?(^-^;

| | コメント (8)

2010年7月 6日 (火)

ワケあっての放置でした

みなさんこんにちは。

ホント更新するとお産・・・で、コワくて!?更新できませんでした
(;´Д`)ゝ

この前も18日に更新してビクビクしてたら(お部屋ないので・・・)19日に退院、20日に日付変わって入院お産、20日に1人退院した後21日にまたまたお産でした。
4畳半じゃぁ・・っていった方はね、1人目の時も4畳半で今度は!って思いあったみたいhappy01
結局無事、4畳半は使うことなく済みました。

みなさんとってもいいお産で、お乳も順調で無事退院されました。

セブンちゃんはね、実は健診のエコーでちょっと赤ちゃんの推定体重が小さくてドクターストップかかって結局は病院でのお産でした。
母子共にとっても元気です。
赤ちゃんも結局は全然小さくなかったんですが、やっぱり安全第一です。
病院分娩が決まった時は彼女すごくすごくすご~~~く悩みました。
お家でも私の前でも泣いて泣いていっぱい泣いて、そして最後はとてもスッキリした顔で「先生、頑張って産んできますね」って言ってくれました。
産後は「3人目の時はリベンジしますんでよろしくお願いします。」って言ってくれました。

悩んだり泣いたりってとっても大事なことで、彼女はまた一回り成長したと思います。

ところで、今回なかなか更新できなかったのもやっぱりお産になるのが心配だったからです。

今、もういつ産まれてもおかしくない方が1人います。
子宮口も3センチ開いてます。
彼女、もうお産近くて体も大変みたいだから少しでも早くお産にしてあげたいんだけど、どうやら七夕の日に産みたいらしいのです。
そういうのってなんだかかわいらしくて、ほほえましくて・・・それと本当に七夕の日に産まれたら不思議だなすごいなっていう興味もあって、今日までブログ更新はやめておきました。
もういいよね。
明日七夕だもんね。
でも・・・今晩産まれちゃったら・・・私のせいだ~(;д;)

この方がお産になると、次のお産は7月の終わりです。
やっとあちゃこさんちに行けるかも・・・。
ここしばらく大雨が他県では続いてますが静岡は大丈夫かな?
いざ行ける!ってなった時にあちゃこ家方面の道路が使い物にならなくなってたりしないよね!?
こんな風に、出産された後の方とすごく近い関係でいられるのってとっても嬉しいです。

この前も、何年か前に出産された方が子供の食事のことでお電話下さいました。
遠くに引っ越されて、健診などでお会いすることもなくすご~~~く久しぶりだったのに、電話でお話しているうちに彼女と赤ちゃんだったころのお子さんの姿が目に浮かんでとっても身近に感じました。
そしてお話して感じたのは、お子さんの極端な偏食は何かのサインなんじゃないかってこと。
そんなことをお伝えすると、彼女は育児や日常の色んな大変だったこと話してくれました。
ママが辛かったこと、悲しかったこと、子供は子供なりに感じてるんだなって思います。
だから、偏食にだけ目を向けないで今は子供と生活している自分自身を楽しむ努力をしてほしいって伝えました。
彼女は、最後にこんな一言を言って電話をきりました。
「おしかさんで産んで良かった・・・」

私は、もちろんいいお産をしたいっていつも思っていますし出産直後に「いいお産でした」って言われるとすごくうれしいです。
けど、何年もたってふとした時にいつでも身近に感じてもらえる・・お産して終わりじゃない関係でいられる・・そんなところに喜びを感じます。
お産は、みんながみんなスルポンッて産まれるわけじゃなく、時間かかったりすごく大変だったりして私も出産される方も精魂尽き果てるようなお産もあります。
正直、そんな時は出産された方は「お産てなんて大変なんだろう。帝王切開したほうが楽じゃないの?」なんてふと思うかもしれません。
でも、それでもやっぱり“おしかで産んで良かった”って思ってもらえるのは、みなさんが“楽”が全てじゃないってわかってくれているからだと思います。

苦労も挫折も全てが明日の自分につながってゆきます。
明日の自分が笑っていられれば、今日の辛いことだって悪くないんです。
だから、私は明日のみなさんが笑っていられるように近くにいたいと思います。
明日のためだから、私の役目はエンドレスです。

そんな私を選んでくれて、結果として“良かった”といってもらえた瞬間・・・
私が生きてる意味がそこにあるっていう大きな幸せに包まれます。

みなさん、私に幸せをありがとう。

| | コメント (3)

« 2010年6月 | トップページ | 2010年8月 »