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2010年6月18日 (金)

コメントに支えられてます。

みなさんこんにちは。

最近、ブログを更新するとお産があるっていう生活です。
先日も15日と17日にお産でした。
今日ブログ更新してお産になっちゃうと予備の四畳半を使わなくちゃならなくなっちゃうからどうしようか悩んだんですが、そんなことよりも皆さんの熱いコメントが嬉しくて更新せずにはいられませんでした。
もし明日お産になって四畳半のお部屋で入院になってしまう方いらしたら許して下さ~いsweat01

みなさんのコメント読んで、それぞれがそれぞれの立場で自分のことのように心配してくださっているのが、とてもうれしかったです。
ここに遊びにきてくれる皆さんのいいところは、自分の意見をしっかり持っているところだと思います。
そして他のかたの意見に共感したり考えたりして、多角的な方向からの視野を私に示してくれます。
言葉をかざったり、言葉をもてあそんだりせずにストレートな気持ちを表現できる場所だからきっと皆さんここに遊びに来てくれるんだと思います。

そして、おしかファミリーの1人がその方の今後を心配されてお電話をくださり、色々なサポートの在り方を教えてくれました。
ブログで投げかけた私の疑問に色々な形で応えてくれる皆さんは、私の大切なアドバイザーでもあります。

では、未受診に対する私の気持ちを正直に話しますね。

ぶっちゃけ・・・やっぱり未受診だったことはどんな理由があろうといけないことだと思います。
胎児虐待という言葉もあるそうです。

でも、未受診だった期間のその方の悩みや不安や苦しみを考えると、そんな言葉でひとくくりにしてはいけないと思います。
皆さんの言うようにすごい孤独な中で、どうしていいかわからず助言も受けるチャンスもなく過ごしてしまったのかもしれません。
それとも妊娠に気がつかなくて、気付いた時に私達が思うよりももっともっと事の重要性を認識していなかったのかもしれません。
私なんて、最近歯が少し欠けちゃって歯医者さんに行こうと思ったら予約は2週間先だと言われて、一気に行く気が失せ今ではそのままです。
痛くなったら行こうかな・・・と。
ちょっと違うかも知れないけど、その程度の感覚でいたのかも・・・

どんな理由であれ、その時に気軽に相談できサポートできる専門職の人間がそばにいたなら、結果は違っていたことでしょう。

間違った方向に歩いてしまったのは、本人だけの責任ではなくその周囲にサポート体制ができていなかった・・またはできていたとしても気軽に飛びこめる懐の深さのあるサポートじゃなかったためなのではないでしょうか?

コメントの中にもあったように、今後の彼女の育児を見守ることはとても大切なことだと思います。
今まで辛かった分・孤独だった分、これからの育児を通して彼女とその家族が自分達の幸せを感じられるといいなと思います。
彼女が入院する前に私が言った、
「お産はできないけど、お乳や育児で悩んだら遠慮しないで私に相談してくれていいんだよ。」
って言葉を彼女が覚えていてくれるといいな・・と思います。

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2010年6月14日 (月)

飛び込み妊婦さん

みなさんこんにちは。

同窓会に出席してくれたみなさん、スタッフとして参加してくれたあちゃこさんコメントありがとう。
参加者もスタッフもそれぞれの立場で楽しんでくれたみたいでとっても嬉しかったです。

それから我が家の問題多き人々を心配してくれてありがとう!!

おかげさまで父はとりあえず退院して自宅で母が介護することになりました。
先日の日曜日に焼津に行くつもりだったんですが、車検を優先して結局は行かずじまいの親不孝者です。
6月のお産が落ち着いたら顔だしに行きたいと思ってます。

オトメちゃんは、それはそれは大学生活をエンジョイしております。
今は寮の近くにあるマックでアルバイトしてます。
看護学生って3年生あたりから実習が忙しくなるのでアルバイトは今しかできない貴重な体験です。
基本的には看護の道に就職したらそれしか知らない人間になってしまいますからね。
なので、他の仕事で色んな人と出会うのもとってもいい社会勉強だと思いますし、汗して働いたお金を手にする喜びも今のうちに知っておいてほしいと思います。

・・・なんて私は思っていたんですが、オトメちゃん自分の稼いだお金は大事でもママのお財布は別と思っているらしく、アレ買って送って~コレ買って送って~とメールの催促が遠慮なく飛んできます。
先日なんて、ブラ買って送って~なんて言うから、そのくらい自分で買え~annoyと喝入れました。

まっ、とりあえず元気みたいです。
授業はとっても興味あっておもしろいみたいで、そのあたりはカエルの子はカエルかな・・・って思ってます。

さて、今日は最近あったちょっとビックリな出来事について書きますね。

少し前のことです。
木曜日の午後に一本の電話がかかってきました。
もうすぐ予定日(10日ほど先)なんだけど、お産できますか?って電話です。
私はもしかして急きょ里帰りが決まったかなんかで、静岡でお産することになったのかな?と思って話をききました。
すると電話の相手は、初診で県外の病院で妊娠判定受けたきり未受診で母子健康手帳さえ持っていない初産婦さんらしいのです。
助産師会の規定では未受診の方のお産はできません。
なぜなら助産院は正常分娩しか取り扱えないからです。正常分娩できるという判断をするまでには妊娠経過をしっかりとチェックしていないとなりません。
妊娠は自然なことだけど、いつ何が起きるかわからない危険と隣り合わせです。
その為に私達開業助産師は妊婦さんとの継続したお付き合いを大切にして、異常の早期発見と早期の転院や搬送に備えます。
未受診ということは、それが全くできないということなのです。

彼女が言うには市内の総合病院で断られてしまい困っているとのことです。

しかし何と言われても私にはどうしてあげることもできません。
そこで、まずは保健センターに相談して早急に病院を探してもらうように助言しました。
電話を切った後も、藁にもすがる思いで電話をくれたであろう彼女のことが頭からはなれませんでした。

そして翌日の金曜日の夕方、再度彼女から電話がありました。

「保健センター行って母子手帳はもらえたけど、病院は自分で探すようにって言われて・・・また総合病院に電話したり行ったりしたけど断られちゃって・・・。私はどこで産んだらいいんでしょう・・」

正直ショックでした。

この静岡で、私の地元の静岡で、大好きな静岡で、お産難民が出るなんて・・・しかも私の電話の向こうに・・・。

時計をみるともう5時。

今さら病院にもっと強くお願いしてなんて言っている時間じゃありません。
通常業務は終了していますからね。
そして土日はお休み。

悩みました。
助産院が手を出す人じゃないのは十分承知です。
でも、今この電話切っちゃったら彼女どうなっちゃうんだろう。
もし、今日にでも陣痛来ちゃったらどうなっちゃうんだろう。
もしかしたらご主人と2人で産んじゃうかも。
未受診だから赤ちゃんの状態がわからないし、胎盤の位置だってどうかわからない状態の中で自宅で自分達だけでお産しちゃったら・・・考えただけでも怖くなります。
母子共に大変なことになってしまいます。

私は彼女に答えました。

「あなたと赤ちゃんの状態が安全かどうかすぐに判断する必要があると思うので、一度診察に来れる?その後病院受診して問題ないって判断されて、それでも病院がお産を断った時には私がお産できるかどうかその時に考えましょう。」

彼女達はすごく喜んで夜の8時に診察することになりました。
なぜ夜かっていうと、入院の方いらしたのでお夕食出さなくちゃだったので・・・。

彼女からの電話が切れてしばらくすると保健センターから電話が入りました。
彼女達から分娩場所が見つかったって報告あったって、保健師さんからです。

今まで我慢してた気持ちが爆発してしまいました。

*助産院でどうこうできる妊婦さんじゃないから保健センターに相談するように本人達につたえたけど、なぜ保健センターは行政の立場から彼女達の病院探しを早急にしてくれないのか?
*予定日を知って、週末の今陣痛きたらどうなるのか予測つかなかったのか?
*正常な経過をたどって問題ない妊婦さんはお産できても、リスクを抱えて困っている人に手を差し伸べる病院は静岡にはないのか?市立病院でさえも断るなんて、税金を払って生活している市民を誰が守ってくれるのか?
*今彼女達に何かあって、救急車でたらいまわしにされて何かあったら・・・未受診だから悪いんです。残念でした。で済ますのか?

怒りはおさまりませんでした。
結局、とりあえず助産院で診察して紹介状書いて月曜日に保健センターでアポとれた病院に行くということになりました。

もちろん、どんな事情があったにせよ未受診でここまできてしまった彼女達に落ち度がないとは言いません。
しかし、だから勝手にしなさい他をあたりなさいでは・・・病院ってなんなんでしょう。
力のない自分にも腹立たしくて、悲しくなりました。

そして、夜診察に来た彼女は・・・案の定とても助産院でお産できる状態ではなく、とにかく早急に病院受診したほうがよい方でした。
なので予定どうり紹介状を持たせて、週末は安静に過ごし月曜日に保健センターに行くように伝えました。
これで私の役割は終わるはずでした。

しかし・・・そんなに簡単には事は終わらなかったのです。

翌日土曜日の3時、彼女の夫からの電話が始まりでした。

「左わき腹が痛いと言っている」

私は休日当番医を探してすぐ病院に行くようにと言って電話を切りました。
しかし切ったあとすぐに気がついたんです。
産婦人科の休日当番医はいないってことに。

ほとんどの妊婦さんは夜間休日に何かあれば自分のかかっている病院や助産院に駆け込みます。
外科当番はあくまで一般外科です。
妊婦さんをみてくれるのでしょうか?

とっさに私は彼女の家に電話をかけこう言っていました。

「妊婦さんの・・しかも総合病院で断られているあなたを診てくれる病院を探すのはあなた達では無理だから私が探します!」

その後・・私が総合病院にお願いしても当然断られました。
私のとこにかかっている、病院の検査受診をしている妊婦さんならまだしも、未受診のハイリスクの方です。
個人の力では無理があります。

結局県立こども病院のドクターが受け入れ病院をさがして下さいました。

彼女は、そのまま市内の総合病院に入院になり週明けに帝王切開で元気な女の子を出産したと、後日ご主人からお電話をいただきました。

彼女と赤ちゃんが無事で良かった。
でも、とっても疑問の残る出来事でした。

産科医不足・小児科医不足、足りないことは十分承知です。
救命24時や医龍やジェネラル・ルージュように、1人の医師の驚異的な活躍で救命率が上がるほど現場は単純ではありません。
現場のドクターも、受け入れた後の責任やリスクに対する恐怖感もあるのかもしれません。
でも、でも・・・電話の向こうにリスクのある妊婦さんがいたら、何かしらの手を差し伸べたいと思うのが“人”としての最低限のルールだと思うのです。
医師や病院同志のネットワークで、1人の医師・一つの病院に負担をかけすぎない制度を作れるのではないでしょうか?
医師という職業を選んだ方たちです。
冷静で頭も良くて色んな事に対して改善できる力のある方々です。

今回電話に出て受け入れを断ったドクターが、とても心苦しげな声だったことに少しだけ望みを託したいと思っています。
断りたくて断ったわけじゃないということを信じたいと思います。

医者が医者らしく、体に病を抱えている人達全てを当たり前に受け入れ治療に専念できる、そんな体制が日本の病院全てでできる日はいつなのでしょうか?

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2010年6月 1日 (火)

同窓会

みなさんこんにちは。

転院の方への応援コメントたくさんいただき、きっと彼女も吹っ切れるきっかけになる力をもらえたんじゃないかと思います。

途中で転院したっておしかで産んだって、みんなおしかファミリーなんです。
な~~~んにも遠慮いらないですのでいつでも元気なお顔見せに来てください。

あっ!、でもね時々静岡市の新生児訪問事業で家庭訪問して外出中の時ありますから、突然の来院でいなかったらごめんなさいねsweat02
比較的午前中ならいるかもです。

ところで、先日の30日にグランシップで平成21年度の出産の方の同窓会をしました。
28組のご家族が出席され、総勢100名を超える会でした。
今年は会の運営をお手伝いしてくれるスタッフも増え、少しずつですが同窓会が定着してきた感じです。
たった2時間なんですが、同じ年に産まれた方々が集まっておしゃべりして自己紹介してビンゴして・・・ちょっとした交流の時間が持てたんじゃないかな?

実は28日に徹夜のお産があって、29日に会の打ち合わせして30日に本番で、ハッキリ言ってちゃんとできるかすごく不安でした。
けど、当日になったらスタッフみんながとっても良いチームワークでまとめてくれてなんとか乗り切れました。
これもおしかファミリーの力ですよね。
参加者もスタッフもおしかファミリーっていう、何となく漂う不思議な一体感があるから、自然とスムーズに和やかに事が運ぶんですよね。

また来年もやります。
バージョンアップはせずにこのままゆる~~~い感じでいきます。
そのほうがおしか助産院らしいかな?なんちゃってsweat01

 

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