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2007年1月16日 (火)

Yさんの帝王切開

今回は、助産院での出産にならなかった方のお話です。

その方Yさんは、笑顔のかわいらしい朗らかな方です。
お二人目の妊娠ということで、おしか助産院出産のお友達の紹介で妊娠が判った時期からずっと診察にいらしてくださいました。
初めは恥ずかしがっていた上のお子さんもお母様と一緒に毎回診察に来る事で助産院にも私にも少しずつ慣れていってくれました。
実はお子さんも一緒にお産の時にお泊りする親子入院希望だったのです。

そんなある日、赤ちゃんが“骨盤位”いわゆる逆子ちゃんになってしまいました。
まだまだ早い時期だったので体操やお灸や日常生活の注意をお話しし、次の診察の時には頭が下の“頭位”に戻っていました。
しかし、結局9ヶ月でまたまた逆子ちゃんになってしまい今度はどうしても戻ってくれなくて、助産院での分娩はあきらめなくてはなりませんでした。
お母さんは、病院に紹介させていただく最後の最後の日まで諦めずに体操とお灸をやって下さいました。
結果としては逆子ちゃんのまま帝王切開の予定が組まれ、お母様の御希望に沿った日程で無事に帝王切開での分娩となりました。
逆子ちゃんには逆子ちゃんなりの理由があるんです。
お母様の想い・御家族の想い・胎児ちゃんの想い・そしてそれを見守る医師を始めとする医療従事者の想い・・・そういうものが一つになった時、例え帝王切開という結果でも私は“いいお産”だったねって言えると思うのです。

今回、おしか助産院始まって初めての妊娠後期に転院→帝王切開ということになりました。今までも途中で転院された方はいらしたのですが、里帰りだったり切迫早産での入院だったり本人の御都合での転院だったりということで、皆さん他の病院で正常分娩なさっていたので、帝王切開という結果は初めてでした。
一助産師としては、妊娠の初期からずっと大事に見守ってきた方のお産の介助ができなかったと言うのは正直なところ残念でなりません。
でも、女性として・子を持つ母親として、今回Yさんが無事に手術を済まされ元気なお子さんを抱く事ができた事に喜びを感じます。
そして何よりも嬉しかったことは、入院したYさんから直接手術の日程や御自信の心境のお電話をいただき一緒に上のお子さんのことを心配したり励ましたりできたこと、手術が終わってすぐに御主人から産まれました!の第一報をいただけたことです。
私の手で取上げることはできなかった赤ちゃんだけど、心は繋がっていてもいいかな・・と、ちゃっかり思ってしまっている私です。

これから、お乳のことや育児のことできっとお電話を下さるはずです。
その時は、また助産師としてYさんや赤ちゃん、そして御家族の皆様のお役に立ちたいと思います。

私、今回のことでつくづく開業助産師はお産してなんぼの人ではないんだなと思いました。もちろん、今までだってそんなつもりでやってきてはいませんが・・・^^;
私の手で取上げるとかそういうことじゃなく、関わった方の全てが御自分に納得のいくお産ができ、次の育児という大きな仕事にその喜びをつなげてゆけるということが本当にうれしくて、それが私にとってはこの仕事の魅力の一つでもあります。

世の中では産婦人科の医師不足で少しだけ助産師の存在が見直されてきています。
しかし、本来は医師が足りないからじゃあ助産師・・というのではなく、国家資格として認められた助産師による正常妊婦の管理・正常分娩の介助・正常新生児の看護は普通のことであり、色々なリスクを背負った方の妊娠・出産は、医療のプロフェッショナルである医師が最新の医療技術をもって管理し危険のない分娩方法を選択するというのが、本来あるべき姿なのだと思います。
そして、その境界を判断し、正常から医療管理への手渡しを時期を逃さずに行うことも助産師の大事な仕事のひとつです。
そのために私達は助産師会などを通して、または各種の団体などを通しての勉強会に参加しています。

あぁ、あんまり堅い話はここではしないつもりなのに今回はだんだん硬派な内容になってきてしまいました。
なのでこの辺でやめときます。

最後に、先日御殿場高原ホテルのイルミネーションを見に行ってきました~!とっても綺麗でしたよ。人の出もすごくて、人酔いする私は短時間いただけで帰ってきてしまいましたが・・・。
それに、家族連れのも多いけどやっぱり目に付く楽しそうなカップル・カップル・カップル・・・。おばさんの私にはちょっと羨ましい光景でした。
御殿場というだけあって寒いので、もし行かれる予定のある方は防寒対策をしっかりしていってくださいね。妊婦さんは特に下半身が冷えないように注意してくださいね。

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2007年1月 9日 (火)

新年になっちゃいました

2007年が始まりました。

実は去年の初めに友達に誘われて行ったタロット占いで、今年の誕生日以降は運気が上昇すると言われて以来、こっそりと今年が来るのをまっていました。
去年は私にとっては死神の年だったようで、そのカードをひてしまった時はかなりショックでしたが、思い起こせばうなずくような出来事ばかりの一年でした。
ただし、その占いの方が言うには死神のカードが悪いわけではなく、私の運命で不要なものが落ちていく年とのこと。その言葉を信じて、一生懸命要らない服を片付けたり自分が背負い込んでいるものを整理したりして去年が終わりました。
まだ誕生日にはもう少しあるのですが、不思議なことに私の誕生日以降の3月からお産の予約が順調に増えているし、何となく今年は気持ちよく過ごせそうです。

そうそう、その占い師さんが、今(去年)は来年(今年)から来る上昇の前で時間もある時。何もしないで終わってもそれはそれでいいけど、自分のやりたいことをやった方が充実するよねって言ってたっけ。
そんな言葉を忘れかけた頃に、今までやりたくて出来なかった陶芸教室に通えたのは、運命だったのかな。
それに、去年の暮れに子供達と久々の海外旅行もしてきたし・・・。

旅行はバリ島に行って来ました。
12月と1月がお産がスッポリなかったのでもう今しかない!っと、11月28日に出産された方が12月2日に退院した後に旅行しようと思い立ち、4日にパスポートを申請し、ネットでツアーの申し込みをし、通院中の方へお手紙を出し、親しくしている開業助産師の玉川さんに通院中の方のフォローをお願いし、20日にバリ島に向かいました。
子連れドタバタ旅行で、の~んびりリゾートと言うわけにもいきませんでしたが、エステに海にバリ舞踊の鑑賞に、日常を忘れるひと時でした。
しかし、バリにいても気になるのは助産院のこと。
あの人はお乳痛めていないかなぁとか、お腹冷やしてないかなぁとか・・・。
たった5日間(全く連絡取れないのは3日間)でしたが自分の中にある助産師の部分を強く感じた日々でもありました。
帰国した24日にはスグに玉川さんとこに直行。
通院中の方からは風邪の対応の電話が一つあっただけと聞き、スグにその方に電話をかけました。
こんな私にいつも愛想をつかさずニコニコ対応してくれる玉川さんに感謝です。
そんな玉川さんですが、帰ってきた私と微妙に話しがずれるんです。
青「すごくよかったよ~。エステとか気持ちよかったぁ」
玉「そうだよね。あそこはエステの本場だもんね」
青「うん、森の中で鳥の声ききながらのエステだったよ」
玉「森の中、寒くなかった?」
青「パンツ一枚で全身エステしたけど、暑い国だから・・」
玉「え!?あっちは冬じゃないの?」
青「やだ~、玉川さん。バリは雨季だったけど年中暑い国だよ」
玉「えっ!!青島さんパリにいったんじゃないの?」
青「・・・・」
そう、どうやら玉川さんは私がフランスへ行ったと思っていたみたいです。
こんなオチのある2人ですが、とっても仲良しな開業助産師です。

私は旅行がとっても好きで子供が小さい頃から数えるほどですが海外に行ったりしてます。
そのほとんどがドタバタ旅行。
だから子連れ旅行の楽しさも面倒もけっこう経験してます。
いつかは、おしか助産院で出産された方達とともに小さな旅行をしたいです。
何年後になるかはわかりませんが、おしか助産院関係の方、もし私からそんな案内状が届いたら是非みんな誘いあわせて行きましょうよ!!

今年もいろんな夢をいっぱい詰め込んでおしか助産院のさんばちゃんは頑張ります。
みなさん、よろしくお願いします。

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